使わなくなった布団、押し入れの奥に眠っていませんか?
自治体の粗大ごみに出すのもいいけれど、「少しでも安く処分したい」「自分で切って可燃ごみにしたい」という方も多いですよね。
でもいざハサミで切ろうとすると、びっくりするほど切れない…。
実は、布団って意外と“手ごわい素材”なんです。
今回は、そんな「布団を切るときに使えるハサミ」について、40代主婦の私が実際に試した結果や、ダイソーで買えるかどうか、処分しやすい切り方のコツ、おすすめの万能ハサミまでまとめてご紹介します。
布団を切るハサミはダイソーで買える?
ダイソーで布団が切れるハサミを探す
最近のダイソーには、園芸用や工作用など、さまざまな種類のハサミがあります。
特に「万能ハサミ」「クラフトはさみ」「園芸バサミ」などは刃が太く、力が伝わりやすい構造。
私もまずダイソーを3軒ほど回ってみましたが、「布団をバッサリ切る」ほどのパワーを持つハサミはなかなか見つかりませんでした。
一番近かったのは、「園芸用万能ハサミ(330円)」。
ビニール紐や段ボールはサクッと切れましたが、分厚い布団は少し刃が立たず、切れ目が入る程度。
ダイソーのハサミで布団を切ってみたら
試しに古い敷布団を切ってみたところ、
「表面の生地はなんとか切れるけど、中綿が固くて全く進まない…」という結果に。
何度も手を休めながら10分ほど格闘して、ようやく10cmほどの切れ目が入りました。
つまり、ダイソーのハサミでも一応切れ目は入るが、分解までは難しいという感じです。
ダイソーの万能バサミでは、布団は切れないが切れ目は入る
万能バサミは刃の強度がある分、「最初の一太刀」は入ります。
ただ、布団の中の綿やウレタン、羽毛が詰まっている部分はすぐに詰まり、力を入れても止まってしまいます。
そこで、どうしてもダイソーで済ませたい場合は、
表面の生地だけを切って中の綿を少しずつ引き出す
分解した状態で可燃ごみ袋に入れる
という方法が現実的。
ただし、羽毛布団の場合は羽が舞い上がって大惨事になります。
次の項目で詳しくコツを紹介しますね。
布団を処分バッサリ切るハサミの使い方のコツ
布団をハサミで切る前の必要準備
布団を切る前に、準備しておきたいのがこちらです👇
大きめのレジャーシートやビニール袋(床の汚れ防止)
ゴミ袋(中綿を入れる用)
軍手(滑り止めと安全のため)
マスク(ほこりや羽毛対策)
とくに羽毛布団は「袋の中で作業」するのが鉄則です。
羽が舞うと掃除が本当に大変なので、大きめのゴミ袋をかぶせて切ると散らかりません。
縫い目に沿うように切る
布団の表面をいきなり真っ二つに切ろうとすると、布地がズレてハサミが止まります。
おすすめは、縫い目や端のパイピング部分に沿って切ること。
縫い目の部分はミシンで押さえられていて生地が安定しているため、刃が入りやすいんです。
また、いくつかに分けて「細かく分解していく」ほうが力も少なく済みます。
羽毛布団は、袋の中で切る
羽毛布団を切ると、中の羽が一気に舞い上がります。
掃除機を持って待機しても間に合わないレベルです…。
そこでおすすめは、
大きな透明ゴミ袋(45L〜70Lサイズ)を用意
布団の一部を袋に入れて、中で切る
袋の中なら羽が飛び散らず、処分も楽。
中の羽毛をまとめて袋ごと縛れば、可燃ごみとして出せます。
布団切るハサミおすすめや切れない理由を解説
なぜ普通のハサミでは布団が切りにくい理由
普通のハサミは「紙や布専用」に作られているため、
厚みのある素材を切ると刃が開いて滑ってしまいます。
また、布団の中には「ポリエステル綿」「ウレタン」「羽毛」など、繊維が絡み合った素材が多く、
それを断ち切るには**テコの原理で強く押し切れる“万能バサミ”**が必要。
以下では、実際に布団をスパッと切れると評判の万能ハサミを3つ紹介します。
SK11 藤原産業 万能はさみ ロング SML-200
軽量ながらも切れ味抜群。
金属・ホース・コード類まで対応できるほどのパワーがあります。
布団のような厚手素材も、力を入れすぎずスパスパ切れるのが魅力です。
刃渡りが長いので、一度に深く切り込めるのも◎。
「ハサミでここまで切れるの!?」と驚くほど。
藤原産業 SK11 ストロング万能鋏ポータブルM SST-200PMG
こちらはマグネット付きで、収納や持ち運びもラクなタイプ。
太いコードやゴムホースも難なく切れるほどの切れ味で、布団の中綿や縁のパイピングもスパッとカット。
家庭用に1本あると、粗大ごみ解体やDIYにも使えて便利です。
角利(KAKURI) 粗大ゴミ対策 強力万能ハサミ MSS-30
最後に紹介するのは、「粗大ごみ対策用」として設計された本格的なハサミ。
斜め刃45°で、布団だけでなくカーペットや段ボールなどの解体にも最適。
力を入れやすく、女性でも使いやすい軽さなのに、切断力はかなりのものです。
「もう切れない!」と諦めかけた布団でも、このハサミならサクサク進むはず。
布団を切るのにおすすめの万能はさみ3選【比較表】
商品名 | 特徴 | 価格目安 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
SK11 万能ハサミ MSS-30 | 金属バネ付きで厚手布団もスパッと切れる。段ボールやカーペットも対応。 | 約1,500円前後 | 握力に自信がない女性でも軽くカット可能。プロ仕様の切れ味。 |
KAKURI 万能ハサミ KH-220 | 刃先が太く丈夫で、布団の中綿や不織布も力を入れずにカット。 | 約1,200円前後 | 錆びにくく屋外作業にも◎。切断面がきれいでゴミの飛び散りが少ない。 |
マルチクラフト はさみ MSS-200 | 刃がギザ刃加工で滑りにくい。布団・ホース・紐類も安定して切断。 | 約1,800円前後 | 家庭用でもプロ並みの安定感。1本で布団処分からDIYまで対応。 |
どんな人におすすめ?タイプ別の選び方
タイプ | おすすめの万能はさみ | 理由・ポイント |
---|---|---|
主婦・家庭用メイン | SK11 万能ハサミ MSS-30 | 分厚い布団やカーペットも切れる切れ味。握力が弱めでもラクに使える。普段使いにも◎。 |
一人暮らし・マンション住まい | KAKURI 万能ハサミ KH-220 | 軽量&コンパクトで収納しやすい。小さめ布団や敷きパッドのカットにちょうど良いサイズ感。 |
力が弱い方・高齢の方 | MARUTO マルチクラフト MSS-200 | 滑りにくいギザ刃で軽い力でもスッと切れる。長時間使っても手が疲れにくい安心設計。 |
よくある質問(Q&A)
Q1. 普通のハサミで布団を切っても大丈夫?
A. 普通の文房具ハサミだと、生地の層が厚くて途中で止まってしまうことが多いです。無理に力を入れると、手が痛くなったり刃こぼれの原因にもなります。
もし切る量が多い場合は、金属対応の万能ハサミを使うのが安全でスムーズですよ。
Q2. 羽毛布団を切ると中の羽が飛び散らないか心配です。
A. そのまま切ると、羽根がふわふわと部屋中に舞ってしまうことがあります。
おすすめは、大きめのゴミ袋やレジャーシートの中に布団を入れてから切る方法。飛び散りを最小限にできます。
Q3. ダイソーのハサミでも布団を切れる?
A. ダイソーの「万能バサミ」や「園芸ハサミ」なら、薄手の布団カバーや綿布団の端なら切れます。
ただし、羽毛布団やウレタン入りの厚い布団は厳しいです。
あくまで「応急用」として使い、しっかり切るならSK11やKAKURIなどの強力タイプを選びましょう。
Q4. 切った布団はそのままゴミに出して大丈夫?
A. 多くの自治体では、布団は「可燃ごみ」または「粗大ごみ」扱いになります。
ハサミで分割して45L袋に収まるサイズにすれば、可燃ごみとして出せる地域もあります。
お住まいの自治体のルールを確認しておくと安心です。
Q5. 力が弱くても布団を切るコツはありますか?
A. 布団を床に広げて上から押し切ると、力が入りにくいです。
椅子に座って布団の端を膝にかけ、縫い目に沿って切ると、少ない力でもスムーズに進みます。
また、刃が長めで軽いタイプのハサミを選ぶと、手の疲れも軽減できます。
Q6. 布団を切ってもリサイクルに出せる?
A. リサイクル業者によっては「原型を保った布団のみ受付」という場合もあります。
切った布団は再利用できないケースが多いため、基本的には一般ゴミまたは粗大ゴミ処分をおすすめします。
布団の処分方法まとめ
最後に、布団を切ったあと「どうやって処分すればいいの?」という疑問にお答えします。
自治体によってルールは少しずつ違いますが、主な処分方法は次の4つです。
① 可燃ごみとして出す(分割して袋に入れる)
布団をハサミで細かく切り、45Lのゴミ袋に入るサイズにすれば、可燃ごみとして出せる地域が多いです。
ただし、羽毛布団やウレタン入りの敷布団は可燃ではなく「粗大ごみ」扱いになることもあるので、事前に確認しましょう。
② 粗大ごみとして自治体に回収してもらう
布団を丸ごと処分したい場合は、自治体の粗大ごみ回収を利用します。
地域によっては300円〜700円ほどのシールを購入して貼るだけでOK。
電話やネット予約が必要な場合もあるので、収集日を確認しておくとスムーズです。
③ リサイクル業者・回収サービスに依頼する
「布団を運ぶのが大変」「まとめて処分したい」場合は、不用品回収業者やリサイクル業者を利用するのもおすすめ。
ほかの家具や家電と一緒に引き取ってもらえることもあります。
料金は1枚あたり1,000円前後が目安です。
④ 買い替え時の引き取りサービスを利用する
ニトリや無印良品など、一部のショップでは買い替え時に古い布団を引き取ってくれるサービスがあります。
新しい布団を購入するタイミングなら、この方法が一番手軽。
お店によっては送料込みで処分できることもあります。
処分時の注意ポイント
- 切るときは必ずマスク着用(ほこり・羽根対策)
- 自治体によって「袋の枚数制限」や「曜日指定」がある
- 羽毛布団やウレタン入りは、なるべく袋二重にして出すと安心
布団を切るハサミを使えば、大きな布団も手軽にコンパクト化できます。
処分しやすくなるだけでなく、保管スペースの整理にも役立ちますよ。
まとめ
布団を処分するために切るなら、
ダイソーのハサミでも「切れ目を入れる程度」なら可能
本格的に切るなら**万能ハサミ(SK11・KAKURIなど)**が断然おすすめ
羽毛布団は「袋の中で作業」すると散らからない
特に、布団を可燃ごみとして出したい方は、「切るハサミ選び」が大事です。
少しの道具の違いで、作業のストレスが全然違いますよ。
ぜひこの記事を参考に、スッキリ快適に布団処分を進めてみてくださいね。